書籍情報
『信じることと知ること:新しいキリスト教概説』
原口尚彰 著
定価(本体1,500円+税) A5判、198頁
ISBN978-4-86163-004-0 C1016
(2005年3月刊行)
《目 次》
序 言 キリスト教を学ぶために
第1章 信じることと知ること
第1節 二つのアプローチ
第2節 体験的アプローチ
第3節 知識的アプローチ
第4節 キリスト教信仰とは何か?
第2章 聖書
第1節 正典としての聖書
第2節 旧約聖書概観
第3節 新約聖書概観
第4節 聖書の学問的研究
第3章 神と人間
第1節 神について
第2節 人間
第4章 キリストと救い
第1節 キリストの先在と受肉
第2節 イエスの生涯
第3節 イエスの宣教
第4節 キリスト=メシア
第5節 死と復活
第5章 聖霊の働きと教会
第1節 聖霊の働き
第2節 教会
第3節 礼拝と説教
第4節 聖礼典
第6章 キリスト教的生活
第1節 主日と教会歴
第2節 祈り
第3節 キリスト者の生き方
第4節 希望
本書は、大学のキリスト教学の授業でキリスト教を学ぶ人たちや、キリスト教に関心を持ち、体系的な知識を持ちたいと考えている一般の人々を対象にして、キリスト教の基本を解説することを目的にしている。キリスト教を学ぶことの意義は、キリスト教という一つの宗教を学ぶことを通して、様々な問いを立て、自分なりの答えを考えてみながら、神と世界と人間についての認識を深めることにある。本書の意義はキリスト教に関する完成した解答を与えるよりも、様々な問いや答えの可能性に目を向け共に思索することへと読者を招くことにある。