書籍情報
『自分III-わたしから私たちへ-』
水原克敏 監修 /渡利夏子・八木美保子・渡邉紀子 編著
定価(本体1,000円+税) A5判、 342頁
ISBN978-4-925085-91-5 C0037
(2004年7月刊行)
《目 次》
第1章 「自分」ゼミ
第1節 「自分」ゼミの教養教育論
第2節 授業の説明
第2章 模索する
第1節 大学生活を遊ぶ
第2節 自分と他者との対話を通して
第3節 思い切って日本へ
第3章 変える
第1節 合唱、遊び、恋愛、全てに一生懸命
第2節 選んだ道を淡々と生きる
第4章 積み上げる
第1節 2度の退職を機に
第2節 パリジェンヌも救った人工心臓を創る
第3節 人との出会いで人生を彩る
第5章 掴み取る
第1節 新聞人として、母として、そして地域の一員として
第2節 欲しいものは必ず手に入れる
第3節 ズタズタの人生を越えて、今
第6章 話し合う―グループ討論会―
第1節 「自分」ゼミ討論会の概要
第2節 第1回グループ討論会
第3節 第2回討論会―300人討論会に向けて―
第4節 分科会の討論
第7章 私を語る―自分史レポート
第8章 「自分」ゼミ再考
第1節 「自分」ゼミにおける“つぶやき”と“自問自答”づくり
第2節 高大連携の基本的課題―「自分」ゼミの視点から―
第3節 大学教育と「自分」ゼミ
本書は、東北大学1年生を対象とした全学教育「自分」ゼミ(2003年)の記録で、各回の話題提供者による自己形成史と、それに対する質疑応答、感想文、そしてレポートを中心として構成されている。なお、同授業は2003年度の東北大学総長教育賞を受賞している。本書を通して、話題提供者である大学生・大学院生・社会人の人生とそれに対する理解が分かるのはもちろんのこと、東北大学生の人生・学問・大学に対する見解や、学生生活を送る中で抱える数々の不安・批判等もうかがい知ることができる。