東北大学出版会|書籍情報|書籍詳細 
HOME >> 書籍情報 >> 詳細

書籍情報


燃焼現象の解析
在庫状況:在庫なし

『燃焼現象の解析』
新岡嵩 著

定価(本体2,200円+税) A5判、155頁
ISBN978-4-925085-86-1 C3058
(2004年4月刊行)

《目 次》
1.予混合火災の伝播
  1.1 現象論的解析
  1.2 一段総括反応による漸近解析
  1.3 多段多成分糸の一般式
  1.4 二段反応の例
  1.5 消災、その他の問題への応用
2.固体推進薬の燃焼速度
  2.1 気相に反応帯がある場合
  2.2 固相に反応帯がある場合
  2.3 不均質糸推進薬の燃焼速度
3.着火現象
  3.1 着火の基礎解析
  3.2 加熱による着火現象への応用
  3.3 凝縮体のガス化時間
  3.4 気相着火
4.拡散火災
  4.1 なぜ拡散火災と呼ぶか
  4.2 Burke-Schumann火災
  4.3 対向流拡散火災
  4.4 燃焼液滴の火災
  4.5 対向流拡散火災および液滴火災の着火および消炎現象
5.保災
  5.1 基礎方程式
  5.2 漸近解析
  5.3 高温不活性ガス流と予混合気流の場合
  5.4 二段反応による場合
  5.5 超音速混合層
6.噴霧および微粒子群の燃焼
  6.1 燃焼効率の導出
  6.2 粒径分布
  6.3 計算例


燃焼現象は、熱および物質の移動に化学反応を伴う複雑な複合現象の一つであり、その解析は数理解析的に多くの研究者の興味を惹いてきた。本著は、燃焼現象を解析する上で画期的手法とされた活性化エネルギー漸近解析を中心に、種々の基礎的な燃焼現象を解析したもので、特に現象のphysicsが理解できるように、研究者および大学院学生を対象にまとめられている。火炎の伝播、着火と保炎、拡散火炎の消炎、噴霧燃焼など諸現象について、それらの解法の基礎を述べると共に、近年の数値解析についても若干触れている。