書籍情報
『オリバー・クロムウェルとイギリス革命』
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『オリバー・クロムウェルとイギリス革命』
クリストファー・ヒル著/清水雅夫訳
定価(本体4,700円+税) A5判、474頁
ISBN978-4-925085-60-1 C1022
(2003年3月刊行)
《目 次》
第一章 オリバー・クロムウェルとイギリス革命
第二章 地方のジェントルマンから沼沢地帯の有力者へ
第三章 騎兵隊長から中将へ
第四章 軍人から政治家へ
第五章 大将閣下
第六章 護国卿
第七章 国王陛下か
第八章 イングランドの民と神の民
第九章 神意とオリバークロムウェル
第十章 オリバークロムウェルとイギリスの歴史
オリバー・クロムウェル。17世紀イギリスでピューリタン革命を指導、1649年国王チャールズ一世を処刑して共和制を樹立、53年に護国卿となる。独裁者とも聖人とも呼ばれ毀誉褒貶相半ばする稀有な人物、その生涯の軌跡をつぶさにたどり、ひとりの人間としての実像に迫る。政治家として、あるいは軍人としてきわめて有能であったクロムウェルを支えていたものは何であったのか。著者はクロムウェルの「神」の思想にまで踏み込んで、行動の原理を明らかにしようとする。そこにクロムウェルの卓越した強さと、同時にもろさが浮かび上がってくる。本書が長く読者をえているゆえんである。