書籍情報
『新岩手県鉱山誌』
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『新岩手県鉱山誌』
高橋維一郎・南部松夫 著
定価(本体6,000円+税) B5判、316頁
ISBN978-4-925085-61-8 C3057
(2003年4月第1刷発行) (2003年8月第2刷発行)
《目 次》
第1部 概 説
I 岩手県鉱物資源の概要
II 岩手県鉱業の概要
第2部 金属鉱床
I 金鉱床
II 銅鉱床
III 鉄鉱床
IV マンガン鉱床
V ダングステン鉱床
VI モリグデン鉱床
第3部 非金属鉱床
I 硫黄鉱床
II 黒鉛鉱床
III 石膏鉱床
IV けい石鉱床
V 耐火(頁岩)粘土鉱床
VI ドロマイト鉱床
VII 石灰石(貝化石)鉱床
金属鉱業は、平安の昔から、基幹産業としてわが国の繁栄に貢献してきた。ところが、戦時中の乱開発がたたり、戦後、多くの鉱山が休廃止に追い込まれた。その後朝鮮戦争を契機として、急速に復興して、経済成長の一翼を担っていたが、程なく、金属取引の自由化、石油危機、急激な円高によって、鉱業は衰亡へと急傾斜した。本書は、日本屈指の鉱業県である岩手県を例に取り、鉱山が戦後の荒廃から甦り、黄金期を迎え、再び壊滅した、ほぼ半世紀にわたる経緯を、主として鉱床学の視点から記述している。