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『転換点を生きる』
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『転換点を生きる』
東北大学教養教育院 編
定価(本体2,500円+税) 東北大学教養教育院叢書「大学と教養」第6巻
A5判 232頁
ISBN978-4-86163-384-3 C0000
(2023年3月刊行)
時代の転換点をどう生きるのかを問う論考集。第一部の「転換点としての現代」では、転換を駆動する力について考察した後、哲学、農学、災害科学の立場から転換点としての時代の実相と執筆者自身の研究史における転換点を重ね合わせて論じる。第二部の「未来へ向けて」においては、ゲノム編集など発展する生命操作技術や、コロナ禍から得られた経験を踏まえて来るべきパンデミックにどう立ち向かうか、女性活躍社会をどのようにして実現するかを問い、文明論や美術史学の立場から人類史における転換点について総括的に論ずる。
第一部
第一章 転換の駆動力 滝澤博胤
第二章 時代の転換点/私の転換点 野家啓一
第三章 守破離ー私の研究における転換点 山谷知行
第四章 自然災害がもたらせた転換期 今村文彦
第二部
第五章 生命科学の転換点~ゲノム編集の時代を迎えて~ 水野健作
第六章 20世紀から21世紀への転換点と新興感染症のリスク 押谷 仁
第七章 女性の高等教育と無意識のバイアス払拭が次世代の幸福の鍵になる 大隅典子
第八章 人類の過去のいくつもの転換点の考察
~現代と未来のrevolutionsのために~ 芳賀 満
第九章 レンブラントの賭け
—古典主義とヴァナキュラーの戦場としての《夜警》 尾崎彰宏