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学都仙台の近代ー高等教育機関とその建築
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『学都仙台の近代ー高等教育機関とその建築』
野村俊一・加藤諭・菅野智則 編

定価(本体900円+税) A5判 並製 128頁
ISBN978-4-86163-377-5 C3021
(2022年3月刊行)

仙台市青葉区の東北大学片平キャンパス・川内キャンパスは、近代から現代まで様々な土地利用がなされてきた。管理主体や使用目的を変えながらも現在まで利用され続けている建造物の姿や、門戸開放の大学理念にもとづき地域社会と世界に開かれてきた場としての価値は、「学都」と呼ばれ親しまれる仙台の大きな礎の一つとなっている。豊富な文献資料と実物資料をもとに、文化財や学術資料のあり方にも触れながら、両キャンパスを主とする営みの記憶をたどり将来を考える視座を提供する。

第1章 学都の実験場 片平とその周辺
第1節 明治期片平の高等教育機関とその土地‥‥野村俊一
第2節 明治期片平の学校建築とその図面‥‥野村俊一
第3節 片平キャンパスの歴史的変遷‥‥加藤 諭
第4節 営繕課の組織変遷とアーカイブズ‥‥加藤 諭
第2章 軍都から学都へ 川内の展開
第1節 近代における建物配置の変遷‥‥菅野智則
第2節 近世から近代への基礎構造の変化‥‥菅野智則
第3節 軍都の痕跡‥‥菅野智則
第4節 東北大学移転時の建物利用‥‥加藤 諭
第3章 近代・建築・教育の歴史資料
第1節 赤煉瓦書庫に残る法文学部の研究と教育の記憶・・・鹿又喜隆
第2節 仙台高等工業学校建築学科の建築教育‥‥野村俊一