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『農地政策と地域農業創生ー参加型改革の原点を探るー』
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『農地政策と地域農業創生ー参加型改革の原点を探るー』
工藤昭彦、角田 毅 編著
定価(本体3,900円+税) A5判、並製、334頁
ISBN978-4-86163-349-2 C3033
(2021年2月刊行)
農業・農村の衰退が加速する中、競争力重視の選別的農地政策は転換を迫られている。本書では戦後過程における農地政策の限界を検証し、併せて国内外の事例分析を通して「農業の持続的発展」、「農地資源の維持管理」、「コミュニティの再生」を分権的・一体的に推進する取り組みを紹介した。ローカリズムを推進力として拡がりをみせる「暮らしの拠点づくり」、「社会の持続性確保」に通底する取り組みである。その先駆けとなる「社会企業的農業経営体」の創設を動機づける制度的枠組として「農地資源共同信託組合」の設立を提案した。
《目 次》
第1章 戦後過程における農業問題
第2章 農業構造政策の展開と農地流動化
第3章 地域農業創生の経験知
終 章 農地政策の新たな枠組みと参加型改革による地域農業創生
補論1 農地を資源と規定した改正農地法の現代的意義
第1章 農地の確保と有効利用
第2章 委任・代理方式による農地利用集積
第3章 農業の担い手と経営形態
第4章 監視体制と経営安定対策
第5章 改正農地法の意義と参加型改革の展望
補論2 農地利用改革に示唆を与える入会制度
第1章 入会の変遷
第2章 戦後体制下の入会
第3章 入会林野近代化の顛末