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『都市機能の高度化と地域対応 ―八戸市の「開発」と<場所の個性>―』
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『都市機能の高度化と地域対応 ―八戸市の「開発」と<場所の個性>―』
高橋英博 佐藤利明 今野裕昭 武笠俊一 佐藤直由 武田共治 著
定価(本体4,500円+税) A5判、230頁
ISBN978-4-925085-45-8 C3036
(2002年1月第1刷発行) (2002年4月第2刷発行)
《目 次》
序 章 地方都市における内発的発展とその分析視点
第1章 近代における八戸の地域形成過程
第2章 戦後日本の地域開発と八戸
第3章 外来型「開発」と<場所の個性>の自己認識―戦後八戸市の「開発」過程
第4章 八戸市工業の高度化
第5章 工業構造の高度化と地域工業の対応―八戸鉄工業界を中心に―
第6章 八戸港の機能的高度化と工業化
第7章 商業の高度化と地域商業の展開
第8章 八戸漁業の展開と水産加工業
第9章 八戸市の都市政策と市民生活
第10章 環境問題と都市政策
まとめにかえて―地方都市における内発的発展への展望―
本書は、青森県八戸市を事例の対象として、日本の地方中小都市が、自ら発展するための条件を見い出そうとするものである。八戸市における工業構造の高度化と都市機能の発展の関係や、八戸市が抱えてきた都市・地域問題が検討されると共に、そこでの地域特性・地域資源の果たす役割が<場所の個性>に着目する観点から分析されている。地域開発や都市経済学の研究者ばかりでなく、地方の振興に携わる公務員、さらには地方に生きる地域住民にとっても必読の書である。