書籍情報
『ヨーロッパワイン文化史 銘醸地フランスの歴史を中心に』
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『ヨーロッパワイン文化史 銘醸地フランスの歴史を中心に』
野村啓介 著
定価(本体2,200円+税) A5判 242頁
ISBN978-4-86163-315-7 C3022
(2019年3月第1刷発行) (2023年9月第2刷発行)
Ⅰ | ヨーロッパワイン文化の歴史的探究にむけて | |
Ⅱ | ヨーロッパワイン文化の黎明期 —古代から中世へ | |
Ⅲ | ワイン文化の発展 —中世盛期 | |
Ⅳ | 近世から近代へ —ボルドーとブルゴーニュの台頭 | |
Ⅴ | 近代市民社会の到来とワイン文化の展開 | |
Ⅵ | ワイン文化のグローバル化 —現代ワインが直面する諸問題 |
「ワインという飲料を切り口に、ヨーロッパ文化の諸相を歴史学的に考察し、またそのような作業をつうじて歴史的考察力を養うことが可能になるのではないか」(「はじめに」より)。この観点から、本書は古代から現代にいたる欧州史をワインを軸に駆けめぐり、歴史的背景をおさえながらヨーロッパ文化の真髄ともいえるワイン文化のダイナミックな展開に迫るユニークな歴史の書である。初学者の理解に資する工夫が凝らされつつも、最新の研究成果に裏づけられた解説も要所に散りばめられる。ワイン愛好家のみならず、欧州史学徒にとっても必読の書である。