書籍情報
『柳田國男と東北大学』
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『柳田國男と東北大学』
鈴木岩弓・小林隆 編
定価(本体3,000円+税) A5判 308頁
ISBN978-4-86163-311-9 C3039
(2018年4月刊行)
「日本民俗学」の生誕地は、仙台だった…。昭和12年、柳田國男は自身初の「日本民俗学」と題した講義を、東北帝国大学法文学部で行なった。この機縁を手がかりに、東北大学の人文学の研究者たちが柳田の思想を再考する。東北大学大学院文学研究科主催のシンポジウム「柳田國男と東北大学」での講演をもとに、哲学・宗教学・歴史学・文学・言語学・教育学・倫理学といった学問領域から逆照射する「柳田の学問」とは?
<執筆者:野家啓一、鈴木岩弓、柳原敏昭、鈴木道男、佐倉由泰、小林隆、後藤斉、水原克敏、戸島貴代志 特別寄稿:柳田冨美子>
《目 次》
第一章 現代を生きる柳田國男 野家啓一
第二章 柳田國男と仙台の地 鈴木岩弓
第三章 柳田國男に師事した東北帝大生 柳原敏昭
第四章 民俗学者の目に映る鳥 鈴木道男
第五章 柳田國男と軍記物語 佐倉由泰
第六章 方言分布の経年比較 小林隆
第七章 エスペラントづいた柳田國男 後藤斉
第八章 戦後改革期の「柳田社会科」構想 水原克敏
第九章 沈黙の記述 戸島喜代志
特別寄稿 柳田國男のお嫁さん 柳田冨美子