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東北大学教養教育院叢書 大学と教養2 震災からの問い
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『東北大学教養教育院叢書 大学と教養2 震災からの問い』
東北大学教養教育院 編

定価(本体2,500円+税) 東北大学教養教育院叢書 大学と教養 2 
A5判 224頁
ISBN978-4-86163-304-1 C0000
(2018年3月刊行)

「3.11」以後に果たす、教養の役割とは…。東北大学教養教育院による叢書「大学と教養」の第2巻。第一部では東日本大震災が大学に問うたことを科学技術や教養教育の視点から浮き彫りにし、第二部では複数の専門知をとおして「教養」がなすべき役割を照射する。人間は、社会は、科学は、災害にどう向き合っていくべきなのか。その根底を支える「教養の力」を被災地から発信する。執筆者:執筆者:花輪公雄(海洋物理学)、森田康夫(数学)、木島明博(海洋生物学)、野家啓一(科学哲学)、前忠彦(植物栄養生理学)、佐藤健(防災教育)、小林隆(方言学)、座小田豊(西洋近代哲学)、工藤昭彦(農業経済学)

《目 次》

はじめに 花輪公雄  
第一部    
第一章 想定外 東日本大震災から見える科学技術と教育の在り方 森田康夫
第二章 東日本大震災と東北大学の教養教育ー東日本大震災から学んだ教養の重要性 木島明博
第三章 3.11以後の科学・教育・物語り—Kさんへの手紙— 野家啓一
第二部    
第四章 東北地方太平洋沖地震・津波、  
  福島第一原子力発電所事故による食の生産基盤の損壊と復旧—6年後の今 前 忠彦
第五章  防災(減災・「正しく怖がる」〜自然に対する「畏敬の念」を学び直す  佐藤 健
第六章 震災と言葉—被災地にとって方言とは何か? 小林 隆
第七章 「ふるさと」考「とどまる今」と「臍の緒」がつなぐ心の世界   
     ・・・母はくりやで水の音・・・ 座小田豊
最終章 集中復興期間の看過できないこと 工藤昭彦