書籍情報
『水産遺伝育種学』
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『水産遺伝育種学』
中嶋正道、荒井克俊、岡本信明、谷口順彦 編
定価(本体3,500円+税) B5判 256頁
ISBN978-4-86163-270-9 C3062
(2017年3月刊行)
遺伝学を主として、生態学や分類学、生理学、統計学、生殖・発生生物学など多様な領域をベースにした水産分野初の入門書。はじめに日本と世界における水産生物の育種研究の歴史、遺伝学の基礎、遺伝マーカー、集団遺伝、量的遺伝など、遺伝育種学の基礎について解説し、これらの技術の応用研究と実例を紹介する。染色体操作と育種、連鎖解析とQTL、遺伝資源の利用と保全、選抜育種の実例、交雑と育種など、事例を示して述べ、おわりに最新の育種技術としてゲノム情報の育種への利用、遺伝子操作技術に触れる。水産、海洋系の大学の学部・学科等において水産遺伝育種学を志す学生を対象とし、同分野の基礎的な学習を助ける。
《目次》
第1章 魚類育種の歴史と発展
第2章 遺伝子から形質へ
第3章 遺伝マーカーと多型の検出
第4章 集団における遺伝の法則
第5章 量的形質における遺伝の法則
第6章 染色体操作と育種
第7章 連鎖解析とマーカーアシスト選抜
第8章 遺伝資源の利用と保全
第9章 水産養殖における選抜育種
第10章 交雑と育種
第11章 水産育種におけるゲノム情報の利用
第12章 遺伝子・細胞操作と水産育種における応用