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『研究倫理の確立を目指して―国際動向と日本の課題―』

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『研究倫理の確立を目指して―国際動向と日本の課題―』
東北大学高度教養教育・学生支援機構 編
定価(本体2,000円+税) 高等教育ライブラリ9
A5判 198頁
ISBN978-4-86163-259-4 C3037
(2015年3月刊行)
| 《目 次》 | ||
| はじめに | 羽田貴史 | |
| 第1章 | 研究倫理に関する世界の動向と日本の課題 | 羽田貴史 |
| 第2章 | アメリカにおける不正行為への取り組み | 宮田由紀夫 |
| 第3章 | アメリカにおける技術移転機関の倫理 | 五島敦子 |
| 第4章 | 英国における研究データの公開と学問的誠実性 | |
| -イースト・アングリア大学気候研究部門のメール流出事件- | 田中正弘 | |
| 第5章 | ドイツにおける研究公正システムの構築 | |
| -ドイツ研究振興協会(DFG)と研究不正行為- | 藤井基貴 | |
| 第6章 | 中国における学問的誠実性の取り組み | 叶 林 |
| 第7章 | オーストラリアにおける研究倫理の保証 | |
| -今後の方向性を探る- | マーク・フェルマン | |
| 〈解説〉 | オーストラリアにおける研究倫理をめぐる取り組み動向 | |
| -フェルマン論稿に寄せて- | 杉本和弘 | |
| 第8章 | 全国調査から見る日本の学問的誠実性 | 羽田貴史・立石慎治 |
| おわりに | 羽田貴史 |
「研究における誠実性」はどう扱われるべきなのか? 責任ある学術研究のために不可欠な、倫理の確立と不正の防止・対応策。問題の整理と現場の実情をふまえ、大学における研究教育の「信頼性」の維持を多角的に問う試み。
アメリカ・イギリス・ドイツ・中国・オーストラリアの事例を手がかりに、我が国の今後のかたちを模索する。
