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『フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学「論理学研究」から「イデーン」まで』
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『フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学「論理学研究」から「イデーン」まで』
佐藤 駿 著
定価(本体3,500円+税) A5判 338頁
ISBN978-4-86163-249-5 C3010
第10回 東北大学出版会若手研究者出版助成刊行図書
(2015年1月刊行)
《目 次》
はじめに
凡例
第一章 『論理学研究』における現象学と志向性
第二章 現象学の展開
第三章 意味理論の観点から
第四章 現象学的観念論
第五章 世界経験の現象学
結論
私たちは世界をどのように経験し、知り、生きるのか。いや、そもそも「意識ならざるもの」が「ある」とはどのようなことなのか。
近代認識論的哲学の問題意識が背後に迫りくるなか、フッサールは独りひたすらに自らの現象学を彫琢していった。志向性理論と意味理論の展開、現象学的方法の理念、そして観念論。出発点となった『論理学研究』から『イデーンI』にいたるフッサール現象学の軌跡をたどり、意識ならざる世界の「存在」を「現象」から理解しようとしたフッサールの思索が描き出す「世界経験の哲学」を明らかにする。
第10回東北大学出版会若手研究者出版助成採択作品