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『台湾社会の形成と変容~二元・二層構造から多元・多層構造へ~』
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『台湾社会の形成と変容~二元・二層構造から多元・多層構造へ~』
沼崎一郎 著
定価(本体2,000円+税) 人文社会科学ライブラリー第3巻
四六判 130頁
ISBN978-4-86163-242-6 C1322
(2014年3月刊行)
《目 次》 | |
第1章 | 「台湾」 ~名称、自然、地理~ |
第2章 | オランダ統治時代から清朝統治時代まで ~二元・二層構造の誕生~ |
第3章 | 日本植民地統治の時代 ~二元・二層構造の確立と徹底~ |
第4章 | 蒋介石の時代 ~二元・二層構造の持続~ |
第5章 | 蔣經國政権から李登輝政権の時代 ~二元・二層構造の変容と溶解~ |
第6章 | 政権交代の時代~多元・多層構造の誕生~ |
17世紀のオランダ植民統治時代から21世紀の現代まで、政治と経済の動きを中心に、台湾社会の成り立ちと移り変わりを文化人類学者が易しく語り下ろした台湾入門。先住者と移住者の関係を横軸に、支配者と被支配者の関係を縦軸に、台湾社会を眺めると、オランダ時代から蒋介石時代まで長く続いた二元的・二層的な構造が、蒋経国・李登輝の時代に大きく変わり始め、2000年代以後急速に多元的・多層的な構造へと変化してきたと論じる。台湾に興味を持つ一般読者、特に高校生・大学生に、最初に読んで欲しい一冊。末尾に読書案内も。
<訂正とお詫び>
本書に下記のような誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。尚、ご希望の方には正誤表をお送り致しますので、お手数ですが小会事務局までご連絡いただけますようお願い申し上げます。
54ページ13行目
(誤)長官公署(かつての総督府、現在の総統府)
(正)長官公署(日本統治期の台北市役所と樺山小学校、現在の行政院のある場所)