書籍情報

『地下資源文明から生命文明へ　人と地球を考えたあたらしいものつくりと暮らし方のか・た・ち―ネイチャー・テクノロジー』
石田秀輝・古川柳蔵　著

定価（本体3,000円＋税）　Ｂ５判 　164頁
ISBN978-4-86163-239-6　C3051
(2014年2月第1刷発行) (2015年2月第2刷発行)

東日本大震災を通して、限られたエネルギーや資源で心豊かに暮らすとはどういうことなのか、私たちは今、改めて真剣に考えねばなりません。豊かであることと地球環境制約は両立するのでしょうか？　答えはイエスです。ただ、そのためには、現状を基盤とした足し算や引き算の思考(フォアキャスティング思考)、から、足場そのものを変えて考える(バックキャスト思考)ことが求められます。そして、そんな暮らしを支えることが出来るテクノロジー、それが自然と決別しない産業革命(生命文明)を生み出す「ネイチャー･テクノロジー」なのです。

《目　次》

序章　今どこへ向かうのか
第1章　エコ・ジレンマ
第2章　地球環境問題の本質
第3章　あたらしいものつくりと暮らし方のかたち
第4章　フォーキャスト思考、バックキャスト思考
第5章　バックキャスト思考で描いたライフスタイル
第6章　自然と共に生きた戦前の暮らし
第7章　心豊かな暮らし方のかたち
第8章　あたらしいライフスタイルへの移行　トランステクノロジー
第9章　自然を生かすものつくり　ネイチャー・テクノロジーのかたち
第10章　自然と決別しなかった日本の産業革命
第11章　ネイチャー・テクノロジーが創るあたらしい世界