書籍情報
『記号を読む ―言語・文化・社会―』
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『記号を読む ―言語・文化・社会―』
タッド・ホールデン・阿部宏 編著
定価(本体2,000円+税) B5判、162頁
ISBN978-4-925085-35-9 C1010
(2001年1月刊行)
《目 次》
序 説
I. 言葉と記号
第1節 言語と認知
第2節 英語のI言語
第3節 自然言語におけるゼロ記号
II. 文化と記号
第4節 都市
第5節 ドイツ自然詩
第6節 建築
第7節 文学作品の言葉
III. 社会と記号
第8節 地域研究
第9節 国旗
第10節 伝説
IV. 記号論の理論と実証
あとがき
「日の丸」を見た時、私達は何を思い浮かべるだろうか、この本は、このような日常生活の中にある何気ない事柄を題材に、記号とは何かを考え、さらに、記号をキーワードとして、言語、文化、社会を読み解こうとするものである。言語は文化の中で生まれ、また言語と文化は共に社会の産物である。社会は言語と文化を内包して成り立ち、言語と文化は社会の中で重要な役割を果たしている。記号はこれら各領域をどのように行き交い、また、これら領域がどのように影響し合うのか、記号が人間行動の基礎を作っているという仮定の下で、文化社会現象を分かりやすく具体的に分析する。