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酵素資源余話—酵素のおもしろさを尋ねて—
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『酵素資源余話—酵素のおもしろさを尋ねて—』
一島英治著

定価(本体1,500円+税) 四六判
ISBN978-4-86163-199-3 C1045
158頁
(2012年10月刊行)

 

《目 次》  
はじめに  
凡例  
第一編 酵素のおもしろさを尋ねて
第1章 転機
第2章 どっこい酵素はかくれている
第3章 酵素分子レベルの老化と死
第4章 科学技術とあそび心
第5章 農芸科学と産業―「国菌」コウジキンの研究―
第二編 身近な酵素資源の点描
第6章 カビとバイオ産業―酵素資源の宝庫から―
第7章 醸造学への期待―酵素活用の温故知新―
第三編 世界に誇る日本の三偉人
第8章 世界初の酵素工業をひらいた高峰譲吉―
第9章 応用微生物学の先駆者、坂口謹一郎とバイオ日本
第10章 日本のタンパク質科学の父、赤堀四郎
あとがき  
初出誌一覧  
参考文献  
索引  

  本書はわが国の酵素資源に着目したものである。第一編は五十年間「新酵素の探索と解析」に携わった著者の感じた酵素の魅力について。第二編は身近な酵素資源の点描として、酵素資源の宝庫「カビとバイオ産業」ならびに「酵素活用の温故知新」など、わが国の産業用酵素の歴史的な展開の一部面、意外と気がつかない「酵素資源大国日本」の姿などにふれた。第三編は「世界に誇る日本の三偉人−高峰譲吉、坂口謹一郎、赤堀四郎−」伝である。若人向けの「酵素研究のすすめ」論であり、「新酵素探索による新しいバイオ産業」育成論でもある。