書籍情報
『戦争と人道支援ー戦争の被災をめぐる人道の政治』
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『戦争と人道支援ー戦争の被災をめぐる人道の政治』
上野友也 著
定価(本体3,000円+税) A5判
ISBN978-4-86163-181-8 C3031
256頁
(第7回東北大学出版会 若手研究者出版助成(2010年)刊行図書)
(2012年1月刊行)
戦争の被災者は、いつどのように救助されるようになったのか。本書は、赤十字国際委員会の設立から、冷戦終結以降の人道的介入に至るまでの人道支援の歴史を追うことにより、戦争における人道支援がどのように発展してきたのかを解明する。戦争は人間の利害が対立する政治的行為の最たるものである。こうした戦争において、利害を超えて被災者を救済する人道支援が発展してきた条件とはいかなるものであったのか。本書は、戦争が紛争当事者の戦いであるだけでなく、戦争の被災者を救護するための人道支援機関の戦いであったことも明らかにする。
《目 次》
序章 | |
第1章 | 人道の概念 |
第2章 | 人道の政治 |
第3章 | 人道支援の歴史的萌芽 ―戦場への参入― |
第4章 | 人道支援の歴史的展開 ―世界への参入― |
第5章 | 人道支援の政治化 ―冷戦終結以後の武力紛争― |
第6章 | 人道支援の軍事化 ―冷戦終結以後の人道的介入― |
終章 | |