書籍情報
『大学における「学びの転換」と学士課程教育の将来』
東北大学高等教育開発推進センター 編
定価(本体1,500円+税) A5判 172頁
ISBN978-4-86163-145-0 C3037
(2010年3月刊行)
《目 次》
はじめに・・・木島明博
第1章 大学における「学びの転換」と学士課程教育
第1節 大学における「学びの転換」とは-unlearn概念による検討-・・・松下佳代
第2節 初年次教育から見た「学びの転換」・・・川島啓二
第3節 学士課程カリキュラム・マップに見る「学びの転換」と「学びの展開」-Writing Across the CurriculumとFD-・・・井下千以子
第4節 理系分野の学びの展開に必要な2つの要素-「思想」と「手仕事」・・・小笠原正明
第5節 文化の継承と「学びの転換」・・・羽田貴史
第6節 学士課程教育と「学びの転換」・・・絹川正吉
第2章 大学における「学びの転換」と学士課程教育の将来-パネルディスカッション-
第3章 東北大学における「学びの転換」の取り組みと成果
第1節 基礎ゼミの発展と履修の効用に対する受講者の評価・・・猪股歳之
第2節 融合型理科実験が育む自然理解と論理的思考Ⅰ:自然科学総合実験・・・須藤彰三・関根 勉
第3節 融合型理科実験が育む自然理解と論理的思考Ⅱ:文科系のための自然科学総合実験・・・須藤彰三
おわりに 関内 隆
特色GPに採択された東北大学「基礎ゼミ」の総括シンポジウム報告とともに、東北大学での「学びの転換」取り組みの成果分析を中心に編集。大学教育関係学界の第一線で活躍する論者による「大学での学び」構築に関する貴重な論稿を掲載し、さらに「学士課程教育の構築」という視点から初年次教育、学士力、教養教育と専門教育との関わり等をめぐるシンポジウムの活発な議論もここに再現されている。「大学での学び」のあり方を再検討し、学士課程教育全体の構築を目指すうえで必読の一書。