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書籍情報


世界漕艇物語
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『世界漕艇物語』
クリストファー・ドッド 著/榊原章浩 訳

定価(本体4,500円+税) A5判 456頁
ISBN978-4-86163-121-4 C0075
(2009年9月刊行)

《目 次》
誰が、いつ、どこで、何を、なぜ
第一部 起源
 第1章 ギリシャ
 第2章 バイキング
 第3章 ベネチア
 第4章 伝統的な漕艇
第二部 ボート
 第5章 仕事の船から競漕艇へ
 第6章 19世紀の技術革新
 第7章 20世紀の技術革新
 第8章 大西洋を渡った専門家
 第9章 プラスチックから熱処理へ
第三部 コーチ
 第10章 トール、啓蒙の権化
 第11章 ワールド・マスター・クラス
 第12章 アダムとスチーフ
 第13章 ヒトラーのオリンピック
 第14章 コニベアーの伝統と魔術
第四部 クックの世界旅行
 第15章 メイド・イン・ブリテン
 第16章 生誕の地から海峡を越えて
 第17章 バイキングの航跡
 第18章 ライン川とドナウ川
 第19章 スペインの異端審問
 第20章 アメリカ横断
 第21章 太平洋への道
第五部 FISAファミリー
 第22章 クーベルタンからケラーまで

 何世紀にもわたってボートは人類の最も重要な輸送手段であり、古代ギリシャではオールで進む戦艦が歴史を切り開いてきた。この人類の営みを受け継いできたスポーツとしての漕艇は、英国から世界中に広まり、近代オリンピックでも確固たる地位を占めてきた。本書は、競漕艇の進化とそれにともなう漕法の変遷、コーチと選手の貢献、世界中の水域における展開を史実に基づいて明らかにしている。アマチュアとプロ、体育教育の思想、政治との関わり、社会主義国の実験、IOCとの関係、女性の進出についても興味深い記述がなされている。