書籍情報
『人文社会情報科学入門』
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『人文社会情報科学入門』
関本英太郎 (編者代表)
定価(本体2,300円+税) A5判 300頁
ISBN978-4-86163-113-9 C3004
(2009年4月刊行)
情報や情報科学を人文科学から見たら、どう概念化されるだろうか。デジタルネットワーク社会の進展が人間の行為や社会生活に関する思慮の深化に必ずしもつながらず、むしろ技術に翻弄される日常を招いているとさえ見える今日、人文科学的知の意義が見直され、問い直されるべきであろう。本書は、主に東北大学大学院情報科学研究科で文学・芸術、政治・社会・法、言語、教育・心理、哲学などを担当する研究者が集まって、各分野の基礎をふまえながら今日的課題への応答を試み、理工学系の学生にもわかりやすく著述した講義テクストである。
《目 次》
はじめに・・編集委員会
情報の捉え方
第1章 情報と倫理・・篠澤和久
第2章 情報社会と公共圏・・箭内任
テクストと情報
第3章 言語システムと情報科学・・菊地朗
第4章 古典文献と情報処理技術・・相場徹
第5章 文革とコミュニケーション・・森田直子
文化と情報
第6章 芸術と科学・技術・・関本英太郎
第7章 デジタル時代とマンガの読み方・・窪俊一
第8章 情報社会と変わる学校の学び・・稲垣忠
第9章 情報技術と認知・感情・コミュニケーション・・邑本俊亮
社会と情報
第10章 社会的カテゴリーと情報過程・・徳川直人
第11章 情報社会と選挙・・河村和徳
第12章 情報社会と法制度・・湯淺墾道
第13章 情報社会と知的財産権・・大友信秀
索引