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男女共同参画のために―政策提言
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『男女共同参画のために―政策提言』
辻村みよ子・河上正二・水野紀子 編

定価(本体2,200円+税) A5判、526頁
ISBN978-4-86163-073-6 C3330
(2008年1月刊行)

東北大学21世紀COEプログラム ジェンダー法・政策研究叢書 第12巻(辻村みよ子監修)

《目 次》
序 章 男女共同参画社会の実現にむけて

第一部 政治と公法領域のジェンダー法・政策
 第1章 日本政府のジェンダー政策自己評価と日本の課題
 第2章 初代専任の男女共同参画担当大臣として
 第3章 女性差別撤廃条約上の義務を履行するための提言
 第4章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの国際的潮流
 第5章 日本の男女共同参画の組織編成への提言
 第6章 政治における男女共同参画の技法
 第7章 市民との協働による男女共同参画推進に向けて
 第8章 市民社会のイニシアティブ
 第9章 地方自治体における男女共同参画の推進と課題
 第10章 男女共同参画計画の事業評価の意義と方法

第二部 家族と私法領域のジェンダー法・政策
 第11章 民法における「人」と女性
 第12章 「働く権利」と「ケアの権利」の保障を
 第13章 働いて,生きる
 第14章 経済の活性化と男女共同参画社会の実現
 第15章 社会的排除の装置と化した生活保障システム
 第16章 ライフスタイル中立的な平等政策へ
 第17章 ジェンダー・会社経営・CSR
 第18章 現代アメリカ法における「婚姻(marriage)」の解釈
 第19章 機能不全家族への国家による支援
 第20章 多様な女性とリプロダクティブ・ライツ
 第21章 介護保険契約をめぐる契約環境
 第22章 家族の法的保護

第三部 学術・教育政策とジェンダー
 第23章 理系分野における男女共同参画の更なる推進に向けて
 第24章 自然科学系分野における男女共同参画を進めるために
 第25章 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント政策の課題
 第26章 大学における「男女共同参画」推進のための提言
 第27章 大学改革のための3つの組織
 第28章 アメリカ公立高校における男女別学教育拡大の論理
終 章 5年間の成果と「政策提言」

 ジェンダー法・政策研究叢書の最終巻として、各界の第一人者38名の執筆陣による政策提言とCOE活動のまとめを掲載。第一部では、公法領域について国連婦人の地位委員会日本代表目黒依子教授や猪口邦子元大臣などの論文を集める。第二部では、雇用・家族など私法領域について上野千鶴子・大沢真理・浅倉むつ子・八代尚宏教授らが問題点を指摘。第3部では学術分野の男女共同参画のために後藤俊夫・大隅典子教授らが提言する。最後に5年間の成果と課題がまとめられ、執筆者総数370名に及ぶ叢書・年報の総括にふさわしい内容となっている。