書籍情報
『「書く力」を伸ばす―高大接続における取組みと課題―』
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『「書く力」を伸ばす―高大接続における取組みと課題―』
東北大学高等教育開発推進センター 編
定価(本体2,000円+税) A5判 228頁
ISBN978-4-86163-243-3 C3037
高等教育ライブラリ8
(2014年3月刊行)
《目 次》 | ||
はじめに | 木島明博 | |
序章 | 本書の構成 | 石井光夫・倉元直樹 |
第Ⅰ部 | 大学から見える高校生の「書く力」 | |
第1章 | 高校・大学の双方で育てたい「書く力」 | 島田康行 |
第2章 | 阿部次郎記念賞を通して見た高校生の作文力 | 岩田美喜 |
第Ⅱ部 | 高校における「書く力」育成のために | |
第1章 | 高校学校国語科における書くことの指導 | |
―指導の現状、及び「書く力」を伸ばすための指導の視点 | 古口のり子 | |
第2章 | 小論文指導+α | 鈴木勝博 |
第3章 | 文理を超えた「書く力」の育成に向けて―SSHで触れる文章 | 駒形一路 |
第Ⅲ部 | 大学入試と「書く力」 | |
第1章 | 討議 | |
第2章 | 中国における「書く力」の養成 | |
―大学入試における作文問題を中心に | 石井光夫 | |
第3章 | 達成度テストと大学入試センター試験 | 倉元直樹 |
おわりに | 総括と展望―「書く力」をめぐって | 倉元直樹・石井光夫 |
「書く力」とは何だろうか。それは高校教育や大学教育の中でどのように育てられているのか。育てられるべきなのか。高校の「国語」の時間では相当な時間数を「書くこと」に当てることになっているが、実現は難しい。むしろ、大学入試の小論文指導の中で「書く力」は鍛えられている。「読むこと」は「書くこと」の前提条件なのか。それとも両者はトレード・オフの関係なのか。大学入試で「書く力」はどこまで伸ばせるのか。変わりゆく大学教育で「書く力」の育成はどこまで可能なのか。「対話力」をキーワードに現実的に可能な解決策を探る。