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大学教員の能力―形成から開発へ―
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『大学教員の能力―形成から開発へ―』
東北大学高等教育開発推進センター編

定価(本体2,000円+税) A5判
ISBN978-4-86163-223-5 C3037
210頁
高等教育ライブラリ7

(2013年3月刊行)

 

《目 次》        

はじめに

  木島明博
第Ⅰ部  大学教員の労働と能力形成    
 第1章 大学教員研究の新段階    
  ―30年遅れのキャリア・ステージ研究― 羽田貴史
 第2章

「大学・短大教員のキャリア形成と

   
  能力開発に関する調査」から見る大学教員   猪股歳之
立石慎治
 第3章 就職動機と現状認識の関連性    
  ―研究と教育に対する動機の相互作用―   串本 剛
 第4章 大学教員の労働時間―実態と課題―   北原良夫
 第5章 大学教員の管理運営能力の形成   高野篤子
 第6章 大学教員のワークライフバランス   安保英勇
 第7章 キャリア形成・能力・ワークライフバランス    
  ―教員調査からみた「教育・研究能力」の獲得・阻害要因―   藤村正司
       
第Ⅱ部  大学教員のキャリアステージの模索    
 第8章 データから見るキャリアステージの類型   丸山和昭
 第9章 キャリアステージの上昇と職務経験   猪股歳之
 第10章 キャリアステージから見る能力発達と経験の構造   立石慎治
 第11章 大学教員の社会化試論     羽田貴史
おわりに ―大学教員の世界と教員の能力開発     羽田貴史

高等教育の構造的変動のもとで、伝統的専門職である大学教員の地位も変動にさらされている。こうした変動の中で大学教員はいかにそのスキルとキャリアを進化・発展させているのか。教育と研究の二項対立的な大学教員観を超え、専門性開発の視点から大学教員の多面的な能力とその発達に注目する。最新の調査結果から得られたデータをもとに、日本の大学教員研究における新たな展開を指し示すとともに、各大学における教員の人的資源開発政策の策定といった実践的課題にも応えうる意欲的著作。