書籍情報
『高等学校学習指導要領vs大学入試』
在庫状況:在庫なし
『高等学校学習指導要領vs大学入試』
東北大学高等教育開発推進センター編
定価(本体1,700円+税) A5判
ISBN978-4-86163-188-7 C3037
218頁
高等教育ライブラリ4
(2012年3月刊行)
高校教育を実質的に規定している要因とは何か。大学の入学基準はどのように担保されているのか。そして、学習指導要領,大学入試センター試験,個別試験の相互関係とは。大学全入時代と言われる現在,大学入試が激戦だった頃の常識はもはや通じない。学力試験は、教育を支える「要」なのか,それとも単なる「形式」に過ぎないのか。大学入試制度は慎重に改善すべきなのか,あるいは一気に変えるべきなのか。そして、大学と高校の“役割分担”は・・・。立場の異なる執筆者たちによる主張の交差から、日本の教育の近未来像を描く果敢な試み。
《目 次》
はじめに | 木島 明博 | |
序章 | 本書の構成 | 倉元 直樹 |
第Ⅰ部 | 高校教育と大学入試制度 | |
第1章 | 学習指導要領vs大学入試 ―その葛藤の軌跡といま― | 荒井 克弘 |
第2章 | 高校現場における新学習指導要領の理念への | |
取り組みと大学入試制度への思い | 堅田 豪利 | |
第3章 | 大学入試制度の変更に伴うスケジュール問題の構造 | 倉元 直樹 |
第4章 | センター試験理科の科目設定を巡る高校の | |
準備状況について | 渡邊 重夫 | |
第Ⅱ部 | 日本における高大接続問題の過去と未来 | |
第1章 | 高大接続史の試み ―戦前におけるその弾力性― | 大谷 奨 |
第2章 | 共通第1次学力試験の導入の経緯 | |
―「日本型大学入学者選抜の三原則」の帰結として― | 木村 拓也 | |
第3章 | 高校で身についた能力と大学で必要な能力を探る | |
―高校成績を基にした大学入学制度へ― | 山村 滋 | |
第4章 | 大学入試のパラダイム転換を目指して | 川嶋太津夫 |
第Ⅲ部 | 新時代の大学入試をめぐって | |
討議 | ||
おわりに | 倉元 直樹 | |
関内 隆 |