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戦時下の帝国大学における研究体制の形成過程―科学技術動員と大学院特別研究生制度 東北帝国大学を事例として
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『戦時下の帝国大学における研究体制の形成過程―科学技術動員と大学院特別研究生制度 東北帝国大学を事例として』
吉葉恭行 著

定価(本体4,000円+税) ISBN978-4-86163-251-8 C3037 364頁
(2015年2月刊行)

《目 次》  
第1章 科学技術動員と学術研究体制強化の相克
第2章 大学院特別研究制度の成立
第3章 科学技術動員の展開と大学院特別研究生制度の変容
第4章 科学技術動員の展開と東北帝国大学
第5章 学術研究会議研究班の設置と東北帝国大学の研究体制
第6章 学術研究会議研究班の拡充と東北帝国大学の研究体制
第7章 戦争末期の学術研究会議研究班と東北帝国大学の研究体制
第8章 科学技術動員下の東北帝国大学の研究・教育の諸相

太平洋戦争下の日本において、帝国大学の大学院学生はどのように位置づけられていたのか? そして当時の大学院学生は、どんな学問分野を、何のために研究していたのか? 新制大学院制度の基礎となり、また現代の共同研究やビッグプロジェクト研究の嚆矢とも評される戦時科学技術動員体制での大学院特別研究生制度を総合的に検証。行政文書・個人文書の分析と、当事者に対する聞き取り調査を手がかりに、戦時下の大学院制度の全体像を大学史・科学史・科学技術政策史の切り口から明らかにする試み。