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男と女の文化史
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『男と女の文化史』
東北大学大学院文学研究科出版企画委員会 編

定価(本体2,200円+税) 人文社会科学講演シリーズⅥ
四六判 220頁
ISBN978-4-86163-228-0 C1020
日本図書館協会選定図書
(2013年3月刊行)

〈目 次〉

はじめに      
1 国宝『源氏物語絵巻』にあらわれる〈男〉と〈女〉   横溝 博
2 表現される遊女から表現する遊女へ   高橋章則
3 李清照と趙明誠    
  -古典中国最高の女流詩人とその夫   佐竹保子
4 ドイツ文学にあらわれる女性像    
  -男を滅ぼす女の系譜   嶋﨑 啓
5 17世紀オランダ美術に描かれた女性たちをめぐって   尾崎彰宏
読者の皆様へ 東北大学大学院文学研究科出版企画委員会    

「人文社会科学講演シリーズ」の第6巻。今回のテーマは男と女をめぐる文化史である。日本文化史では、平安の貴族と江戸の遊女という一見対照的な人々に光を当て、アジア文化史においてはそのひとつの華とも言える中国古典詩の作者夫婦を取り上げる。また、ヨーロッパ文化史においては文学と美術という2つの切り口を用意する。さまざまな地域、時代における男と女のあり方を紹介しながら、両者の関係が文化史の展開にいかに大きな影響を与えたかを考える。本書に登場する男と女は、その常識をくつがえす行動で読者を惹きつけてやまないであろう。