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吉田松陰の思想と行動-幕末日本における自他認識の転回-
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『吉田松陰の思想と行動-幕末日本における自他認識の転回-』
桐原健真 著

定価(本体3,000円+税) A5判 294頁
ISBN978-4-86163-112-2 C3010
第5回 東北大学出版会若手研究者出版助成刊行図書
(2009年6月第1刷発行) (2009年9月第2刷発行)

ペリー来航に始まる開国過程において日本が経験したことは、単に他者としての欧米やアジアに対する認識にとどまらず、「日本」という自己認識の転回であった。そしてその背後にはみずからの持つ思想的伝統に対する反省と読み替えが存在していた。この転形期を最も劇的に体現した吉田松陰の思想と行動を、没後150年目の今、まったく新たな視座から問い直す。彼の軌跡を追体験することは、また同様に一箇の転形期である今日の日本を逆照射することにもなるであろう。

《目 次》

第1部 幕末維新期における「国際社会」認識の転回
序章
第1章 「西洋」と「日本」の発見
第2章 「外夷の法」―松陰と白旗
第3章 読み替えられる「華夷秩序」―「国際社会」への編入と参加
第4章 松陰とアジア―「雄略」論の展開
 
第2部 吉田松陰における思想形成とその構造
序章
第1章 吉田松陰における思想上の「転回」―水戸学から国学へ
第2章 論争の書としての『講孟余話』―吉田松陰と山県太華、論争の一年有半
第3章 吉田松陰の神勅観―「教」から「理」へ、そして「信」へ
第4章 幕末における普遍と固有
結論